人間ドックの判定内容について

人間ドックを受けると一定期間の後に報告書を受け取ることになります。その報告書には各種の検査結果の表示と共に、判定が掲載されることになります。判定というものは医療機関によっていくつかの種類がありますが、概ね5~7分類に分けられています。一般的なのは検査結果が正常範囲内にあり、特に心配が無いという意味の「異常なし」です。

全てがこの判定の場合健康であると考えることが出来るでしょう。その次に正常範囲をわずかに外れてはいますが特に心配はいらないという判定が続きます。これを「放置可」と呼びます。すぐに何らかの対応が必要なレベルではないということを意味しますので病院に行っても特に何もしてもらうことはありません。

この次の判定からは一般的に異常値と言われる内容になります。最も軽度の結果を「経過観察」と呼びます。これは直ちに治療が必要なものではありませんが、状態が悪化しないかを慎重に見ておく必要があるというものです。人間ドックを行う医療機関によって3カ月の経過観察、6か月の経過観察、1年後の経過観察等の区分けをしていることもあります。

そして経過観察のレベルを超えている場合には念のためにもう一度検査を行うことを推奨する「再検査」、そしてすぐに病院で治療や相談を受けた方が良い「要受診」等の判定が付けられることになります。この様に人間ドックでは広く浅く検査を行いますので病気の診断をすることはありません。異常値を見つけ、それを医療に早期につなぐのが主な目的であると言えるでしょう。

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