人間ドックの基準について

人間ドックにおける検査の判定基準というものは医療機関ごとに独自に設定しているケースが多くなっていますが、基本的には人間ドック学会と呼ばれる団体が公表している判定基準に準拠して設定されていることが多くなっています。この基準は全般的に厳しいものであり、一般臨床の現場に基準に比べてもやや厳しすぎるという見解が述べられるものであるという傾向にあります。そのため人間ドックを受けて病院受診が必要であるという内容であったために病院を受診したが結果としてそこまでの対応の必要は無いという判断をもらうことになるケースもあるのです。この様な傾向は一部の血液検査の結果等によく見られるため人間ドックの判定基準は必要以上に厳しいために不必要な医療の提供につながるという批判を受けることもあります。

しかしながらこの人間ドックの目的は病気の可能性を早期発見することが目的であるため、明らかに医療の適用が必要になる前の段階でしっかりと傾向を把握することが本来果たすべき役割であるという考え方もあるのです。この種類の医療サービスを受けた後は、殆どの場合無料で結果説明を受ける機会を得ることが出来ますので、心配な点がある場合には検査を実施した医療機関で十分な説明を受けて今後の対応を検討するというのも一つの選択肢になります。医療機関として一般診療の窓口を併設しているケースも少なくありませんので、必要とされる場合には投薬治療などを受けることも出来るでしょう。

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